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【英EU離脱】スペインで再選挙、「EUは方向転換が必要だ」…懐疑派が勢力拡大か

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【英EU離脱】
スペインで再選挙、「EUは方向転換が必要だ」…懐疑派が勢力拡大か

 【ベルリン=宮下日出男】スペインで26日、上下院再選挙の投票が始まった。スペインでは昨年12月の総選挙後、主要政党による新政権樹立が失敗しており、再選挙で閉塞状態を打開できるかが焦点。反財政緊縮策を掲げる欧州連合(EU)懐疑派の新興政党、ポデモスはいっそうの勢力拡大が見込まれている。

 即日開票され、26日深夜(日本時間27日朝)にも大勢が判明する見通し。

 世論調査では、ラホイ首相率いる与党で中道右派の国民党が首位を保つ一方、ポデモスが共産系小党と立ち上げた「ポデモス連合」が、穏健左派、社会労働党を抑え、第2勢力に躍進するとの見方が強まっている。

 前回選では2大政党の国民党と社労党のほか、ポデモスと中道政党のシウダダノスの新興2政党が躍進。4分した状態から組閣交渉は難航した。再選挙によって膠着(こうちゃく)状態が解消できるかは見通せない。

 英国のEU離脱問題も影を落とす。EU懐疑派の伸長が予想されるなか、24日には「不安定さを増大させてはならない」(ラホイ氏)などと2大政党からポデモスを牽制(けんせい)する声が上がると、同党のイグレシアス党首は、EUの「方向転換」は必要だと反論した。

 英スコットランドがEU残留を目指して独立を模索する動きがスペイン北東部、カタルーニャ自治州の分離・独立派を刺激する可能性もある。ポデモスは主要政党で唯一、同州の住民投票実施を支持している。

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