産経ニュース

米最高裁、大学の入学選考に合憲判決 人種考慮を支持

ニュース 国際

記事詳細

更新


米最高裁、大学の入学選考に合憲判決 人種考慮を支持

 【ワシントン=小雲規生】米連邦最高裁判所は23日、テキサス大学オースティン校が入学選考時に行っている黒人ら人種的な少数派を優遇する積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)を合憲とする判断を下した。同様の措置は全米の大学で採用されており、違憲とされれば米国の大学の入学選考が一変する可能性があった。

 同校の入学選考では、定員の約75%を州内の公立高校の成績トップ10%の学生に割り当て、残り約25%は人種などさまざまな要素を考慮して決める。最高裁は人種の考慮には学内の多様性を高めて人種間の相互理解を促すなどの意義があるとする同校の説明を支持。入学選考で人種を考慮する以外の方法では、学内の多様性を維持することは難しいと認定した。

 最高裁は現在、2月のスカリア判事の急死で欠員1人が生じている状態。残り8人のうちケーガン判事は訟務長官時代に同校を支持する立場を表明したことがあり、今回の判断には加わらなかった。同校の入学選考をめぐっては2008年に不合格となった白人学生が人種の考慮を「憲法で禁じられた差別にあたる」として提訴していた。

「ニュース」のランキング