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ソーダ税導入へ 米フィラデルフィア市 94億円の税収見込む 米主要都市で初めて

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ソーダ税導入へ 米フィラデルフィア市 94億円の税収見込む 米主要都市で初めて

 【ニューヨーク=上塚真由】米東部フィラデルフィア市議会は16日、炭酸飲料など糖分入りの飲料に課税する「ソーダ税」の導入を可決した。来年1月から実施され、税率は飲料1オンス(約30ミリリットル)あたり1・5セント(1・6円)となる。米国の主要都市での導入は初めて。

 炭酸飲料の課税をめぐっては、肥満対策や医療費削減につながるとしてこれまで多くの都市で検討されてきたが、飲料業界などが反発してきた。全米第5の都市であるフィラデルフィアでの導入が決まったことで、他の地域に影響を与える可能性がある。

 米メディアによると、ソーダ税の導入で、年間9100万ドル(約94億円)の税収が見込まれるという。税収の一部は、保育園や公立学校、公園の整備などにあてられる。

 ソーダ税は2015年に、人口約10万人のカリフォルニア州バークリー市で初めて導入された。

 元ニューヨーク市長のブルームバーグ氏は熱心な賛成派として知られ、在職中の12年に同市で炭酸飲料の販売規制を試みたが、失敗した。同氏はフィラデルフィアの賛成派を資金面で支援したほか、カリフォルニア州サンフランシスコや同オークランド、ワシントン州シアトルなど西部の主要都市で導入に向けて活動している。

 一方、米国飲料協会はソーダ税の導入を阻止するため、法的措置を検討していると明らかにした。

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