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【緊迫・南シナ海】中国ASEAN外相会合開幕、スプラトリー諸島など領有権問題が焦点

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【緊迫・南シナ海】
中国ASEAN外相会合開幕、スプラトリー諸島など領有権問題が焦点

 【上海=河崎真澄】中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相による特別会合が14日午前、雲南省玉渓で始まった。中国とベトナムなどが領有権をめぐって対立している南シナ海の問題が最大の焦点だ。

 フィリピンが国連海洋法条約に基づいて南シナ海の一部の島嶼で求めている仲裁手続きの結論が近く示される見通し。だが、中国は仲裁手続きを「断固として受け入れない」と強調。経済支援などを持ち出して協調関係にあるASEAN10カ国の切り崩しを狙う。

 香港のフェニックステレビによると、開幕にあたって発言した中国の王毅外相は、「今年は中国とASEANの間の対話が始まって25年。対話の発展に期待している」などと述べた。

 特別会合には王毅外相やフィリピンのアルメンドラス外相、インドネシアのルトノ外相らが出席。終了後に王氏と、ASEANの対中交渉窓口国を務めるシンガポールのバラクリシュナン外相が記者会見する。

 中国とASEANは2002年に、領有権をめぐる問題の平和的な解決をめざす「南シナ海行動宣言」に調印している。今回の外相特別会合では法的な拘束力を持つ「行動規範」の策定などについても意見が交わされるものとみられる。

 12日には南シナ海でフィリピンの民間団体が、中国が実効支配するスカボロー礁(中国名・黄岩島)の一部に上陸し、自国の領有を主張してフィリピン国旗を掲揚する動きがあった。

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