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【尖閣接続水域侵入】「中国軍艦、日露艦に反応か」 小原凡司(おはら・ぼんじ)東京財団政策プロデューサー・元駐中国防衛駐在官

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【尖閣接続水域侵入】
「中国軍艦、日露艦に反応か」 小原凡司(おはら・ぼんじ)東京財団政策プロデューサー・元駐中国防衛駐在官

小原凡司・東京財団研究員(元駐中国防衛駐在官) 小原凡司・東京財団研究員(元駐中国防衛駐在官)

 今回の事案は、中国が日本を牽制(けんせい)する目的で意図的に軍艦を動かし、接続水域に入ったとは考えにくい。

 たしかにアジア安全保障会議や伊勢志摩サミットでの南シナ海をめぐる日本の発言などに中国は反発している。南シナ海と東シナ海は連動しているので、日本は常に注意をしなければならない。ただ、今回は時間が経ち過ぎている。

 日本の抗議への反応も非常に鈍く、昼過ぎにようやく中国国防省が出した声明も通り一遍の内容だ。

 中国の軍艦の動きを見ても、露軍艦の約3時間後に接続水域に入っている。露軍艦が水域を離れた後、すぐにUターンして出ているのは、露軍艦とそれを追尾する自衛隊の艦船を「監視」する必要がなくなったということだろう。

 中国は1992年に成立させた領海法で、領海内での外国海軍の無害通航権を認めていないため、中国が主張する領海に近づくものには反応しなければならない。露軍艦が接続水域に入ったことで起きた偶発的な事態だった可能性がある。

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