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【緊迫・南シナ海】米中戦略・経済対話で火花 ケリー国務長官「法と外交を通じ解決すべきだ」 習近平氏は米中協調を迫る

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【緊迫・南シナ海】
米中戦略・経済対話で火花 ケリー国務長官「法と外交を通じ解決すべきだ」 習近平氏は米中協調を迫る

8回目の米中戦略・経済対話に臨む(右から)中国の習近平国家主席、米国のケリー国務長官、ルー財務長官=6日、北京(ロイター=共同) 8回目の米中戦略・経済対話に臨む(右から)中国の習近平国家主席、米国のケリー国務長官、ルー財務長官=6日、北京(ロイター=共同)

 【北京=西見由章】米国と中国の閣僚級が安全保障や経済問題を協議する「米中戦略・経済対話」が6日午前、北京で始まった。開幕式で、中国の習近平国家主席が「両国は双方の努力で世界的な規模の協力関係を進めてきた」と述べ、米中の協調維持を迫った。これに対し、ケリー米国務長官は、焦点の南シナ海問題について「法と外交を通じ解決すべきだ」と訴えた。

 オバマ米政権下で最後となる今回の第8回対話は、中国が軍事拠点化を進める南シナ海のほか、中国製鉄鋼のダンピング(不当廉売)問題、北朝鮮の核問題などをめぐって双方の駆け引きが活発化しそうだ。

 協議には米国からケリー国務長官とルー財務長官、中国側は楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)国務委員(外交担当)や汪洋副首相(経済・貿易担当)らが参加。南シナ海の領有権問題をめぐりフィリピンが申し立てた常設仲裁裁判所の仲裁手続きの判断が近く示されるのを前に、米国は判断に従うよう改めて中国側に迫る構えだ。

 また、鉄鋼のダンピング輸出についても、中国側に過剰生産能力解消などの対応を求める。

 対話は2日間の日程で、7日に共同記者会見を開く予定。

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