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【オバマ大統領広島訪問】演説数分予定が17分に オバマ氏自ら何度も推敲 広島での演説草稿

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【オバマ大統領広島訪問】
演説数分予定が17分に オバマ氏自ら何度も推敲 広島での演説草稿

広島市の平和記念公園での演説で「核兵器なき世界」への決意を表明するオバマ米大統領=5月27日(代表撮影) 広島市の平和記念公園での演説で「核兵器なき世界」への決意を表明するオバマ米大統領=5月27日(代表撮影)

 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領が広島市の平和記念公園で行った演説に関し、ローズ米大統領副補佐官は1日までに、オバマ氏がベトナム、日本のアジア歴訪の最中に何度も推敲(すいこう)を重ねたと明らかにした。ローズ氏はブログで、「歴史から学ぶべきことをより幅広く反映する」ためだったと説明した。

 ブログには、オバマ氏が手書きした広島での演説の冒頭部分を写した画像も掲載された。それによると、オバマ氏は「人類は自らを滅ぼす能力を手に入れた」と書きかけた部分を横線で消して「人類は自らを滅ぼす手段を手に入れた」と書き直していた。

 オバマ氏の広島での発言に関し、ホワイトハウスは数分程度のコメントになると事前に説明していたが、実際は約17分の演説となった。推敲の跡からは広島訪問に際し、慎重に言葉を選んだ様子がうかがえる。

 広島訪問について、ローズ氏は「大統領は謝罪に行ったのではない」としながらも、オバマ氏のメッセージには「人類が争いの衝動を持つという現実主義と、人類は一家であるという理想主義」が組み合わされていると強調した。

 また、米国が「20世紀で最も過酷な2つの戦い」をしたベトナム、日本への訪問や被爆者との対面を通じ、「共通の人間性を確認した」としている。

 ローズ氏はオバマ氏のスピーチライターを務め、2009年に「核兵器なき世界」を呼びかけた「プラハ演説」などオバマ氏の主要な外交演説を手がけた。

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