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【オバマ大統領広島訪問】核は「使えぬ兵器」から「使える兵器」へ変貌 被害極小化も…「心理的ハードル下がった」恐れ

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【オバマ大統領広島訪問】
核は「使えぬ兵器」から「使える兵器」へ変貌 被害極小化も…「心理的ハードル下がった」恐れ

オバマ米大統領の広島訪問から一夜明けた平和記念公園から原爆ドームをのぞむ=28日午前10時25分、広島市(撮影・山田耕一) オバマ米大統領の広島訪問から一夜明けた平和記念公園から原爆ドームをのぞむ=28日午前10時25分、広島市(撮影・山田耕一)

 「人類が自らを破壊するすべを手に入れた」。被爆地・広島を27日に訪れたオバマ米大統領は、核軍縮の必要性を強く訴えた。膨大な人命を奪う非人道性から「使ってはならない兵器」と封印されたかにみえた核兵器だが、実戦使用を念頭にした弾頭の小型化などの開発が今も進む。威力を抑え軍事施設をピンポイントで攻撃し、民間被害を最小限にする狙いとは裏腹に、専門家からは「むしろ核使用の心理的ハードルは下がった」とも指摘される。(塩原永久)

ロシア「最高機密」の実態は

 「彼ら(ロシア)が新型爆弾の開発に取り組んでいると確信している」。オバマ氏への助言役ともいわれる核問題の専門家、ウィリアム・ペリー元米国防長官は最近、軍縮関連誌でこう述べ、強い懸念を示した。

 「最高機密」(軍事専門家)とされるロシアの開発内容は、爆発の威力を抑えた小型の核兵器を用いるものだとの見方が根強い。昨年、露国営メディアに開発中のものとして報じられた新型兵器は、敵の殺傷を目的としたものではなく、小型核の爆発で発生させた放射性物質により、都市を居住不可能にさせることで敵国にダメージを与える狙いがあると指摘されている。

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