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【文革半世紀】文革に「一切触れるな」党通達 中国黙殺

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【文革半世紀】
文革に「一切触れるな」党通達 中国黙殺

商店に掲げられる文革の垂れ幕=16日、北京(AP) 商店に掲げられる文革の垂れ幕=16日、北京(AP)

 【北京=矢板明夫】中国の社会、文化に壊滅的打撃を与えた政治運動、文化大革命は16日、開始から50年を迎えた。重大な歴史事件の節目に記念イベントを開催することが多い中国だが、この日、文革と関連する公式行事は全くなかった。欧米や日本のメディアが検証記事や特集を相次いで掲載するなか、共産党の機関紙、人民日報など中国の主要メディアは完全に黙殺した。ある雑誌編集者は「文革に一切触れるなという党宣伝部からの通達があった」と明らかにした。

 北京の人権活動家によれば、4月から5月にかけて、複数の改革派老幹部の誕生日パーティーが予定されていたが、治安当局がレストランなどに圧力をかけ中止になった。いずれも文革中に迫害を受けた人で、当局はパーティーという名目で大勢の反文革派が集まり、政府を批判する集会になることを警戒したようだ。また、広東省スワトー市にある文革博物館も4月下旬から閉鎖された。インターネットでは、「文革の精算は終わっていない」「政府は被害者に公式謝罪すべきだ」などと投稿された文革批判の書き込みは次々と削除されていった。

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