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プーチン露大統領がチェチェン首長の再任支持、中央の方針に反した統治や暗殺関与疑惑も…強権依存浮き彫り

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プーチン露大統領がチェチェン首長の再任支持、中央の方針に反した統治や暗殺関与疑惑も…強権依存浮き彫り

25日、モスクワのクレムリンで、チェチェン共和国のカディロフ首長(右)と会談するプーチン露大統領(ロイター) 25日、モスクワのクレムリンで、チェチェン共和国のカディロフ首長(右)と会談するプーチン露大統領(ロイター)

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアのプーチン大統領は25日、クレムリンで露南部チェチェン共和国のカディロフ首長と会談し、同氏の任期が切れる4月以降も首長代行を務めるよう要請した。プーチン氏はまた、9月に予定される首長選にカディロフ氏が出馬することを「期待する」と語った。カディロフ氏の再任は確実とみられる。

 カディロフ氏は、チェチェンの独立派ゲリラ出身だが後に寝返り、プーチン氏の委任を受け、2007年からチェチェンを統治している。同氏をめぐっては、他地域からの治安機関員の立ち入りを武力で阻止すると発言したり、公共の場での女性のスカーフ着用義務などイスラム色の極めて強い慣例を容認したりするなど、中央政府の方針に反した統治が問題視されており、処遇の行方が注目されていた。

 国営テレビで中継された会談でプーチン氏は、チェチェンの治安が改善されたと報告するカディロフ氏に対し、「連邦政府機関と緊密に連携しなくてはならない」「住民の生活に関わる全ての分野でロシアの法律を守る必要がある」などと繰り返し述べ、同氏の言動に強くクギを刺した。

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