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【中国全人代2016】報道官「中国にレッテル貼るな」と海外メディア批判 記者会見で中国の軍事動向めぐる質問に反論

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【中国全人代2016】
報道官「中国にレッテル貼るな」と海外メディア批判 記者会見で中国の軍事動向めぐる質問に反論

中国の全人代開幕を前に、記者会見する傅瑩報道官=4日、北京の人民大会堂(共同) 中国の全人代開幕を前に、記者会見する傅瑩報道官=4日、北京の人民大会堂(共同)

 【北京=西見由章】北京の人民大会堂で開かれた中国の全国人民代表大会(全人代=国会)の傅瑩(ふえい)報道官の記者会見は、中国の国防費の伸び率を含む中国の軍事動向や、南シナ海情勢に関心が集まった。国防費の増加では、6年ぶりの1桁増にとどまるとして「増加は続いているが伸び率はここ数年より低い」と理解を求めたが、南シナ海島嶼(とうしょ)の軍事動向については、「自衛」を理由に一歩も引かない姿勢を示した。

 「軍事化、という言葉はごまかしだ」。傅氏は、南米コロンビアの放送局の記者から「中国が南シナ海で進める軍事拠点化」について問われると、不快感をにじませた。

 外交官時代から論客として鳴らした傅氏だが、この日も「地域の平和や航行の自由を脅かすという多くの報道が中国人にレッテルを貼っているが、こうしたやり方は状況を誤った方向に導く」とメディアを批判。とりわけ、米国に対しては、「米国がリバランス(再均衡)戦略を決定して以降、同盟国などとアジア太平洋地域で軍備を強化しているのは『軍事化』ではないのか」と、ボールを投げ返した。

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