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焦る中国、「爆買い」は個人資本流出の抜け穴…国外のカード利用、外貨両替規制厳格化

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焦る中国、「爆買い」は個人資本流出の抜け穴…国外のカード利用、外貨両替規制厳格化

 【上海=河崎真澄】中国が海外への個人マネー流出を抑制しようと目を光らせている。外貨管理局がカード決済額で世界最大となった「銀聯カード」の海外での現金引き出しを1月から年間10万元(約180万円)に制限させたほか、人民元から外貨への両替でも審査を厳格化している。一連の規制は中国人の海外での「爆買い」が資本流出の抜け道にもなったと判断したためで、8日の春節(旧正月)を含む13日までの連休で日本など海外を訪れる中国人の消費意欲をそぐ恐れもある。

 中国紙によると、2014年の世界のカード決済額で中国国有の銀聯カードのシェアが34・3%で首位だった。一方、海外で多額の外貨を銀聯カードから引き落とし、日用品の買い物だけでなく不動産の購入などに充てる中国人が続出。外貨管理局は「不正な海外送金」と判断した。

 中国では個人が人民元の資金を外貨に両替する場合は年間5万ドル(約590万円)相当までに制限されているが、銀聯カードを海外で使えばそれ以上の外貨を入手することもできた。

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