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【北ミサイル発射】韓国が米と高高度防衛ミサイル配備を協議へ 朴政権が政策転換 中国は「自国の監視目的」と反発 中韓関係に影

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【北ミサイル発射】
韓国が米と高高度防衛ミサイル配備を協議へ 朴政権が政策転換 中国は「自国の監視目的」と反発 中韓関係に影

 【ソウル=藤本欣也】米韓両国は7日、北朝鮮の長距離弾道ミサイルの発射を受け、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム、高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備に向けた協議を開始すると発表した。韓国国防省は早期の配備を模索するとしている。

 THAADの韓国配備をめぐっては、中国が自国の監視目的だとして強く反発しており、中韓関係に影響を与えるのは必至だ。中国重視政策を展開してきた朴槿恵政権の外交が転換する可能性がある。中国外務省の華春瑩報道官は7日、「深い懸念」を表明した。

 朴政権は対中配慮などから、在韓米軍へのTHAAD配備について「米国から要請はない」「協議していない」「いかなる決定も下していない」という“3無”政策を堅持してきた。

 しかし北朝鮮による1月6日の核実験強行を受け、朴大統領は同13日、THAAD配備に関し、「わが国の安全保障と国益を踏まえて検討していく」と前向きな姿勢を示していた。強力な対北制裁へ慎重姿勢を崩さない中国を牽制する意図があったとみられている。

 朴政権は今回のミサイル発射により、国内の安全保障の懸念がさらに高まるのは避けられないとみて協議開始を決断したもようだ。韓国側は、在韓米軍のスカパロッティ司令官の提案を受けて決めたとしている。

 THAADは、高度100キロ前後で弾道ミサイルを迎撃する。高性能レーダーの探知距離は千キロを超えるとも報じられている。

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