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【複眼ジャーナル】21世紀のラッダイト運動 共有経済は「労働者壊す」

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【複眼ジャーナル】
21世紀のラッダイト運動 共有経済は「労働者壊す」

ウーバーなど21世紀を代表する技術革新に対して批判的な米大統領選の民主党候補の一人、バーニー・サンダース上院議員=18日、米バーミンガム(AP) ウーバーなど21世紀を代表する技術革新に対して批判的な米大統領選の民主党候補の一人、バーニー・サンダース上院議員=18日、米バーミンガム(AP)

 新著「不当な仕打ち」を宣伝するために、米作家のスティーブン・ヒル氏がマンハッタンを訪れた。新著では、ヒル氏が住む西海岸のサンフランシスコを本拠地とする新興企業2社、配車サービス会社ウーバー・テクノロジーズと宿泊施設仲介のエアビーアンドビーの台頭が国民生活に与える影響を描写した。

 ウーバーは携帯電話のアプリでタクシーを仲介するサービス。エアビーアンドビーはネット経由で宿泊者に空き部屋を紹介する。「専業者の排除とビッグデータを駆使した経営手法」(ヒル氏)が共通項だ。

 ウーバーの運転手に固定給はないが、自分の好きな時間に顧客を乗せて収入を得る。乗客にとっては予約が簡単だし、近辺を走っているタクシーや顧客数の需給次第で、事前に目的地までの運賃が分かる。

 エアビーアンドビーは、自宅を留守にする一般人が部屋の提供者だ。通常のホテル宿泊料は硬直的だが、エアビーアンドビーを利用すれば、部屋の持ち主の意向で柔軟に条件が決まる。

 遊休資産や空いた時間を他人と分かち合う「シェアリングエコノミー」(共有経済)を可能にしたハイテク企業の代表格なのだが、ヒル氏は批判的だ。「破壊的な経営モデルが労働者の生活も破壊した」

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