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【「慰安婦」日韓合意】台湾、馬総統が日本と交渉入り指示 外交部長会見に慰安婦団体も同席

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【「慰安婦」日韓合意】
台湾、馬総統が日本と交渉入り指示 外交部長会見に慰安婦団体も同席

29日、台北市内の外交部で、慰安婦問題について記者会見する台湾の林永楽外交部長(田中靖人撮影)

 【台北=田中靖人】台湾の林永楽外交部長(外相に相当)は29日、外交部(外務省)で記者会見し、日韓両政府が慰安婦問題で合意したことについて、「日本側が交渉と協議を行うよう強く求める」と台湾とも交渉に応じるよう訴え、窓口機関を通じ日本側に意向を伝えたと明らかにした。

 林氏は「正式な謝罪と賠償を求める立場は一貫している」とした上で、「双方向の交渉によってこそ、より良い解決方法が得られる」と強調。交渉のため、休暇で台湾に戻っていた対日窓口機関、台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表を同日中に日本に戻らせる意向を示した。馬英九総統も沈氏に交渉入りを指示した。

 日本と台湾は外交関係がなく、過去には1995(平成7)年設立の「アジア女性基金」の事業をめぐって窓口機関を通じて協議が行われた。今回の日韓合意を受け、改めて日本政府の対応を求めた形だ。

 外交部の会見には、元慰安婦を支援する女性人権団体「台北市婦女救援基金会」の幹部も同席。韓国と同様の対応を求めるかどうかは「生存者や家族と協議したい」とした。林氏も「(台湾)内部で合意に至る必要がある」と述べるにとどめた。

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