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【スペイン総選挙】EUでの緊縮財政への不満、新興政治勢力が受け皿に ギリシャやイタリアでも躍進、欧州政治揺るがす可能性

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【スペイン総選挙】
EUでの緊縮財政への不満、新興政治勢力が受け皿に ギリシャやイタリアでも躍進、欧州政治揺るがす可能性

 スペイン総選挙で新興2政党が大躍進し、連立交渉を含む国内情勢が混とんとしてきた。欧州連合(EU)域内では、債務危機に伴う財政緊縮策などで新興勢力が国民の不満を吸収し、既存の政治体制を揺るがすケースが相次ぐ。その波がスペインにも押し寄せた形だ。

 「容易ならぬ時期が始まるが、私はやってみる」。21日未明、国民党党首のラホイ首相は厳しい表情を見せた。第1党は保ったものの、連立相手と目された新興のシウダダノスと合わせても過半数には届かない。

 社会労働党のサンチェス書記長も「スペインは変化を望んでいる」と強調したが、ポデモスなど左派系勢力を結集して政権が樹立できるかは微妙だ。国民党、社労党ともこれまで大連立を拒否しており、発足までには曲折も予想される。

 ラホイ政権は経済回復を軌道に乗せ、今年も約3%の成長を見込む。だが、失業率は21%超で緊縮策への反発は根強い。2大政党の腐敗への不信感も新興政党に追い風となった。ポデモスのイグレシアス党首は「新たな政治の時代を始める」と宣言した。

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