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【世界記憶遺産】中国報道官「日本がユネスコを公然と脅迫」と反発 日本の拠出金停止言及で 慰安婦資料、中韓共同申請の検討も

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【世界記憶遺産】
中国報道官「日本がユネスコを公然と脅迫」と反発 日本の拠出金停止言及で 慰安婦資料、中韓共同申請の検討も

 【北京=川越一】中国外務省の華春瑩報道官は13日の定例記者会見で、菅義偉官房長官が国連教育科学文化機関(ユネスコ)への拠出金停止などに言及したことについて、「ユネスコを公然と脅迫する言論には驚かされた。全く受け入れられない」と反発した。

 華報道官はさらに、「公然と脅迫する言論は、日本が歴史問題で依然として間違った歴史観を堅持していることを暴露するに十分だ」と主張。「日本が拠出金を削減、停止したければしてもよい。しかし、歴史上の汚点をぬぐい去ることはできない」と述べ、「脅迫」の停止を要求した。

 華報道官は12日の定例会見では、記憶遺産への登録が見送られた慰安婦問題の資料について、「ユネスコから他の被害国との共同申請を勧められた」と主張。韓国を念頭に、2017年の審査に向けて申請を検討する方針を示した。

 また、江蘇省南京市の南京大虐殺記念館の朱成山館長は国営新華社通信に対し、資料を教科書として国際社会に広める意向を表明。資料のデータベース化を進める動きもある。懸念された中国による記憶遺産の政治的利用が、早くも加速しつつある。

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