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【シリア情勢】露の空爆 仏大統領、プーチン氏に「対象絞れ」

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【シリア情勢】
露の空爆 仏大統領、プーチン氏に「対象絞れ」

 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナ和平協議が行われたパリからの報道によると、オランド仏大統領は2日、プーチン露大統領に対し、ロシアがシリアで行っている空爆は「イスラム国」だけを対象にすべきだと伝えた。メルケル独首相も、シリアとウクライナの問題には「何の関連もない」と指摘。シリア空爆で米欧と対峙(たいじ)し、ウクライナをめぐる態度軟化を引き出す思惑だったプーチン政権は肩透かしを食った形だ。

 独仏露とウクライナの4カ国首脳は2日、パリでウクライナ東部紛争の和平合意履行を協議し、個別の会談も行った。オランド氏はこの中でロシアのシリア空爆に懸念を示し責任ある行動を要請。メルケル氏も、シリア正常化には「反体制派の利益を考慮した政治的解決が必要だ」と述べた。プーチン氏は空爆の目的はテロリスト掃討とシリアの領土保全であると主張した。

 首脳らはウクライナ東部紛争について、政府軍と親露派武装勢力が前線からの重火器撤去を開始する方針を確認。ただ、東部での地方選実施に関してはなお先行きが不透明で、年内とされた和平合意の履行期限は延長される可能性が高い。

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