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【歴史戦 第13部 戦後70年抗日行事(上)】「日本の侵略者は極めて残虐」と中国・習近平国家主席 米の難色無視し中韓共闘

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【歴史戦 第13部 戦後70年抗日行事(上)】
「日本の侵略者は極めて残虐」と中国・習近平国家主席 米の難色無視し中韓共闘

抗日戦争勝利行事に出席する首脳ら

 北京の人民大会堂。2日、中国国家主席、習近平は抗日戦争勝利に貢献したとして退役軍人やその遺族、外国人ら計30人に記念メダルを授与した。中国国営新華社通信によると、習は演説でこう述べた。

 「日本の軍国主義の侵略者は極めて残虐で、この世のものと思えぬほどの悲惨な手段で中国人民を扱い、大量虐殺をもって、屈服させようとたくらんだ」

 中国は抗日戦争勝利70年を記念する一連の行事について「特定の国を標的にしたものではない」と一貫して主張してきたが、この日の習は違った。同じ人民大会堂で昼に韓国大統領の朴槿恵と会談した習は冒頭、こうも述べた。

 「両国人民は日本の植民侵略に対する抵抗と、民族解放を勝ち取る戦いで団結し互いに助け合った」

 朴も応じた。

 「前の世紀で両国が共に経験した苦しい歴史が、今日の友好の大切な土台になっている」

 歴史問題で中韓が歩調をあわせようとする姿勢を鮮明にしたといえる。この日、3日に行われる抗日戦争勝利記念行事に参加する世界31カ国の首脳級で、習と昼食の機会を得たのは朴だけだった。韓国大統領府は「中国政府による格別の配慮」と強調している。

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