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【歴史戦】米フラトン市博物館への慰安婦碑設置、韓国団体が設置提案を取り下げ 地元行政が「反日摩擦」を懸念

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米フラトン市博物館への慰安婦碑設置、韓国団体が設置提案を取り下げ 地元行政が「反日摩擦」を懸念

慰安婦碑設置を見送ったフラトン市博物館(中村将撮影)

 【ロサンゼルス=中村将】米カリフォルニア州フラトン市博物館に韓国系団体が慰安婦碑の設置を求めていた問題で、この団体が自ら提案を取り下げていたことが分かった。博物館は設置見送りを正式に決定した。北米や豪州で慰安婦像や碑の設置提案が市議会などで否決されたケースはあるが、取り下げは異例。行政側が「地域の摩擦」を懸念し、反日活動にブレーキをかけた可能性がある。

 碑の設置は、同州グレンデール市の慰安婦像設置を推進した「カリフォルニア州韓国系米国人フォーラム」(KAFC)が提案。フラトン市議会で昨年8月、慰安婦問題での日本政府を非難する決議案と、慰安婦碑(像)の設置を支持する決議案が賛成多数で採択されたのを受けて、市博物館敷地内への慰安婦碑設置を提案した。

 関係者によると、博物館側とKAFC関係者は今年2月以降に数回接触。博物館側は碑を常設する案のほかに、展示会などに合わせて一時的に設置する案も検討するよう促したが、話し合いは決裂。KAFCは提案を取り下げた。

 設置反対派の在米日本人らは8千以上の署名と、こうした非難への反論資料などを博物館に提出した。中でも影響を与えたとされるのは、同市に事務所を持つ、朝鮮戦争の退役軍人で日系2世のロバート・ワダさん(85)の手紙だ。

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