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シンガポール議会解散、9月11日総選挙 リー・クアンユー氏死去後の政権テコ入れ狙う

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シンガポール議会解散、9月11日総選挙 リー・クアンユー氏死去後の政権テコ入れ狙う

シンガポールのリー・シェンロン首相

 【シンガポール=吉村英輝】シンガポール首相府は25日、議会(一院制、任期5年)の解散と、9月11日の総選挙実施を発表した。初代首相のリー・クアンユー氏は、今月の建国50周年記念を見届けぬまま3月に死去。息子のリー・シェンロン首相は、愛国心に訴えやすいこの時期を選び、建国以来続く一党支配体制のテコ入れを狙う。

 前回2011年5月の総選挙で、リー首相率いる与党の人民行動党(PAP)は、全87議席中81議席を獲得したが、得票率は60・1%と過去最低となり、当時のゴー・チョクトン上級相(前首相)らが退任。同党の支持率は低下傾向だ。

 04年に就任したリー首相は今月中旬、PAP候補者の発表会見で、次回総選挙で「新しい指導層」を形成すると述べ、次期政権から首相後継候補を選ぶ意向を示した。選挙戦では、福利厚生の充実や世代交代を訴え、若い有権者の支持離れを食い止めたい考えだ。

 選挙で選出される議員定数は、前回から2増の89人で、告示日は9月1日。野党各党は候補者調整をすでに終え、野党が初めて全29選挙区でPAPと対決する「一騎打ち」となり、躍進が予想される。

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