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【北朝鮮砲撃】朴大統領「断固として対応せよ」 北朝鮮の砲撃は2回、48時間内に施設撤去なければ「軍事行動」

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【北朝鮮砲撃】
朴大統領「断固として対応せよ」 北朝鮮の砲撃は2回、48時間内に施設撤去なければ「軍事行動」

国家安全保障会議に臨む韓国の朴槿恵大統領(手前右)=20日、ソウルの青瓦台(聯合=共同)

 【ソウル=藤本欣也】韓国軍は20日、北朝鮮軍がソウル北方約60キロの京畿道(キョンギド)漣川(ヨンチョン)付近に向けて、2回にわたり砲撃を加えたと発表した。韓国軍は、砲弾の発射地点とみられる北朝鮮領に向け155ミリ砲弾を約20発応射した。これに対する北朝鮮軍の攻撃はないが、韓国軍は最高レベルの警戒態勢を発令。軍事境界線をはさんで南北の軍事的緊張が高まっている。

 1回目の砲撃は午後3時53分(日本時間同)で高射砲1発が発射された。2回目は同4時12分に76・2ミリの直射砲が数発発射された。砲弾は人家のない山中や、非武装地帯(DMZ)の韓国側に落ち、人的被害は出ていないという。北朝鮮の砲撃は、2010年11月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃以来。

 韓国軍は午後5時4分、軍事境界線の北側約500メートルの地点に向けて応射。政府は同6時、国家安全保障会議(NSC)を招集し、朴槿恵(パク・クネ)大統領が「北朝鮮の挑発には断固として対応せよ」と指示した。

 一方、北朝鮮は午後5時前、対韓国政策を担う金養建(キム・ヤンゴン)・朝鮮労働党書記名義で板門店を通じ韓国大統領府に書簡を送付。韓国が今月再開した政治宣伝放送の中止を要求しながらも、「現在の事態を収拾し関係改善の出口を開くため努力する意思がある」と表明した。

 北朝鮮は午後5時ごろにも、軍総参謀部名義で韓国国防省に通知文を送付した。政治宣伝放送の全設備を、20日午後5時から48時間以内に撤去しなければ「軍事的行動を開始する」と警告した。韓国側は「放送を続ける」としている。

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