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【世界遺産登録問題】「韓国の妨害なら許されない」延期に地元関係者ら

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【世界遺産登録問題】
「韓国の妨害なら許されない」延期に地元関係者ら

韮山反射炉の世界遺産登録発表の延期に伴い、伊豆の国市ではパブリックビューイングが中止された=4日午後、静岡県伊豆の国市の韮山文化センター(宮崎瑞穂撮影)

 世界遺産委員会で4日に予定されていた「明治日本の産業革命遺産」の登録審査が持ち越されたことを受け、登録決定の連絡を待っていた各候補地に驚きと落胆の声が広がった。日韓協議の難航が延期理由とされ、韓国へのいらだちをぶつける声も出た。

 「官営八幡製鉄所」がある北九州市。市職員らが登録決定に向けパブリックビューイング(PV)の準備を進めていたところへ審査延期の情報が飛び込み、現地のドイツに派遣した職員と連絡を取るなど情報収集に追われた。

 「製鉄所に残る記録では、韓国が問題視するような朝鮮半島出身者の『強制徴用』の実態は確認できず、国のスタンスも同じだと考えている」と市の広報担当。いずれにせよ、市としては歴史認識をうんぬんする立場になく、議論の行方を見守るしかないとしている。

 「三菱長崎造船所」や「端島炭坑」(通称・軍艦島)がある長崎市も「『徴用』などの歴史認識に関しては自治体の問題ではなく国の問題」(世界遺産推進室担当者)との立場を強調。「先日の日韓外相会談を受けて事態が進展すると期待していたので、ここにきての紛糾には正直不安を感じている」と担当者は本音を漏らした。

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