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ミャンマー国会が憲法改正案を否決 「スー・チー大統領」極めて困難に

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ミャンマー国会が憲法改正案を否決 「スー・チー大統領」極めて困難に

ミャンマーの首都ネピドーの上下両院合同棟で、改憲案の審議に向かうアウン・サン・スー・チー氏(前列右)=25日(共同)

 【ヤンゴン=吉村英輝】ミャンマー国会は25日、与党が提出した憲法改正案の大部分を反対多数で否決した。これにより、最大野党、国民民主連盟(NLD)党首のアウン・サン・スー・チー氏の大統領就任を阻む現憲法がそのまま維持される。また、改憲案に盛り込まれた、憲法改正に必要な議員数の引き下げも実現しなかったことで、今秋予定される総選挙でNLDが大勝したとしても、スー・チー氏が大統領に就任するのは極めて困難になった。

 軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)の改憲案は、スー・チー氏のように外国籍の子供がいる人物の大統領就任を禁じる条項が引き続き含まれていた。一方で、憲法改正に必要な賛成議員の数を現行の「定数の75%超」から「70%以上」に引き下げる項目が盛り込まれた。このため定数の4分の1が割り当てられている軍人議員から、NLDが政権を握った場合、改憲を阻止できなくなるとして反対が表明されていた。

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