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反捕鯨団体「シー・シェパード」が日本側に賠償金3億円支払いで合意 妨害差し止め命令に違反

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反捕鯨団体「シー・シェパード」が日本側に賠償金3億円支払いで合意 妨害差し止め命令に違反

 【ロサンゼルス=中村将】南極海で調査捕鯨を行う日本鯨類研究所(鯨研)などと、国際反捕鯨団体、シー・シェパード(SS)が係争中の訴訟で、調査捕鯨の妨害行為を差し止める仮処分命令が出ていたにもかかわらず、SSが鯨研側に妨害行為を続けたとして、調査船の船体破損などの弁済として255万ドル(約3億1600万円)を支払うことで合意したことが分かった。双方が9日までに明らかにした。

 昨年12月、サンフランシスコ米連邦高裁がSSに弁済を命じていた。SSが、日本側に賠償金を支払うのは初めて。SSは7月1日までに支払う。

 連邦高裁はSSを「海賊」と認定した上で、「日本の調査捕鯨船の500ヤード(約450メートル)以内に近づいてはならない」と命令。ところが、SSはその後も妨害をしかけ、船舶に損傷を与えるなどしてきた。

 SSは高裁の命令を不服として上訴したが、米連邦最高裁は8日、この訴えを却下し、SSが最終的に合意書に署名した。妨害の永久的な差し止めをめぐる本訴訟は継続中で、来年10月に第1回弁論が行われる。

 今後、SSが妨害行為を繰り返せば、さらなる賠償金支払いの義務が生じることにもなり、南極海での妨害活動に一定の歯止めができたといえる。日本は、中断していた調査捕鯨を今年から再開する計画だ。

 SSは2003年に和歌山県太地町のイルカ漁妨害を始めて以来、日本を主な標的にしてきた。

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