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インフラ銀、習主席「あまねく歓迎」誇る 首相は牽制…意思決定方法など「問題提起している」 25分間会談

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インフラ銀、習主席「あまねく歓迎」誇る 首相は牽制…意思決定方法など「問題提起している」 25分間会談

会談する安倍首相(左)と中国の習近平国家主席=22日、ジャカルタ(共同)

 【ジャカルタ=石鍋圭】アジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議に出席するためインドネシアを訪問中の安倍晋三首相は22日夕(日本時間同日夜)、ジャカルタ市内で中国の習近平国家主席と約25分間会談した。両首脳の会談は昨年11月以来、約5カ月ぶり。両首脳は、日中の戦略的互恵関係の推進により、地域や世界の安定と繁栄のために貢献していく必要性で一致した。

 会談後、首相は記者団に「大変有意義な会談だった。青少年の交流を含め、さまざまなレベルでの対話と交流を進め、両国関係の改善の流れを確かなものとしたい」と強調。「今後さまざまな国際会議の機会を利用して首脳会談を行い、ともに両国関係の発展に努力したい」とも語った。

 会談では習氏が「中日両国民の共同努力のもとで、ある程度中日関係は改善してきた」と言及。これに対し、首相も「昨年11月の首脳会談以降、日中関係が改善しつつあると評価している」と応じた。

 中国主導で設立を目指すアジアインフラ投資銀行(AIIB)について習氏は「既に国際社会であまねく歓迎を得た」と述べたが、首相は意思決定や融資審査の在り方に関し「問題提起している」と語った。

 一方で、習氏は歴史認識問題について「中日関係の政治的な基礎をつくる重大な原則的な問題だ」と指摘。これに対し首相は「歴代内閣の立場を全体として引き継ぐ」とする従来の主張を説明した。

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