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「血の日曜日」から50年…オバマ米大統領、人種差別解消を訴え 事件の起きたアラバマ州セルマで

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「血の日曜日」から50年…オバマ米大統領、人種差別解消を訴え 事件の起きたアラバマ州セルマで

7日、米南部アラバマ州セルマのエドマンド・ペタス橋のたもとで演説するオバマ大統領(AP)

 【ワシントン=加納宏幸、ニューヨーク=黒沢潤】米国で黒人に白人と同様の投票権行使を求める「セルマの大行進」から50年を記念する行事が7日、南部アラバマ州セルマで開かれ、オバマ大統領がミシェル夫人や2人の娘とともに参加した。黒人初の大統領であるオバマ氏は演説で「行進はまだ終わっていない」と述べ、米社会に今も残る人種差別の解消を訴えた。

 黒人公民権運動指導者キング牧師らは1965年3月7日、アラバマ州の州都モントゴメリーまでの行進を組織した。出発点のセルマではエドマンド・ペタス橋で待ち構えた警官隊が黒人のデモ隊を殴打する「血の日曜日」事件が起き、有権者登録に識字テストを課すなど人種差別につながる規制を禁じた投票権法の制定につながった。米国では現在、事件を描いた映画「セルマ」が公開中だ。

 エドマンド・ペタス橋のたもとで演説したオバマ氏は、白人警官に撃たれて黒人少年が死亡した中西部ミズーリ州ファーガソンでの事件を挙げ、「目を見開き、この国の人種問題をめぐる歴史がまだ長い影を落としていることを知る必要がある」と述べた。

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