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韓国、姦通罪を廃止 憲法裁が「違憲」判断

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韓国、姦通罪を廃止 憲法裁が「違憲」判断

 【ソウル=加藤達也】韓国の憲法裁判所は26日、韓国刑法の姦通(かんつう)罪を違憲とする判断を示し、姦通罪は廃止された。憲法裁の審理で裁判官9人のうち6人以上が違憲とした場合、条項は即時廃止されることになっており、今回は7人が違憲と判断した。

 韓国刑法は、婚姻関係をもつ男女が配偶者以外と性関係をもつことを禁じており、違反した場合は2年以下の懲役が科される。当初は処罰対象は妻に限られていたが、1953年に夫にも適用されるよう改正された。配偶者の告訴を要する親告罪で、これまでに約10万人が処罰されている。

 同罪をめぐり、韓国では現在、17件の違憲立法審判が申し立てられるなど、存否をめぐっては社会的な議論となっていた。

 現在も、一夫一婦制や家族制度の維持、女性保護のため必要として存続を求める意見がある一方、最近では国民の性に関する自己決定権やプライバシーの自由の観点から廃止すべきだとの主張が出ていた。

 過去、憲法裁で4度にわたって違憲性が審理されている。違憲判断を示した裁判官は90年と93年にそれぞれ3人、2001年に1人。08年には4人が違憲、1人が憲法に合致しないとした。法曹界でも流れは「廃止」に向かっていた。

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