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【中韓FTA】「日本外し」急いだ中国、朴政権に助け舟?「戦後70年」控え共闘態勢

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【中韓FTA】
「日本外し」急いだ中国、朴政権に助け舟?「戦後70年」控え共闘態勢

 【上海=河崎真澄】中国の習近平国家主席と韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が昨年11月に実質妥結した2国間の自由貿易協定(FTA)交渉が3カ月あまりで仮署名にこぎつけた。背景には米国主導で日本も参加する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉を強く牽制(けんせい)したい中国側の思惑が見え隠れする。

 中国抜きで新たな貿易ルール作りが進むTPPへの対抗軸を、韓国やオーストラリア、東南アジア諸国連合(ASEAN)など周辺国・地域とのFTAをテコに構築し、日米などと貿易主導権を争う姿勢を鮮明にしたと受け止められる。

 また、今年を「反ファシスト戦争勝利70周年」と位置付ける中国は、韓国との共闘態勢を経済面からも明確にしたようだ。25日で就任から2周年を迎えたものの、求心力を失いつつある朴氏率いる親中派政権に、中国は市場開放拡大という“助け舟”を出して韓国世論の取り込みを狙った。

 米中の駆け引きの中で揺れる韓国が、中国側に一段と近寄ったとの受け止めが中国では広がっている。

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