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【朝鮮半島ウオッチ】金正恩氏の初外遊先はロシアか?「2020年までに貿易総額10倍に」朝露急接近のワケは…

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【朝鮮半島ウオッチ】
金正恩氏の初外遊先はロシアか?「2020年までに貿易総額10倍に」朝露急接近のワケは…

 北朝鮮とロシアの急接近が目立つなかで「金正恩氏の初外遊の準備か」との見方が出ている。国際孤立の北朝鮮は対露関係に活路を求め、ロシアは朝鮮半島への影響力を強化し、要人往来が急増している。両国は「2020年までに貿易額を10倍に増やす」との経済連携も強めており、銀行間のルーブル決済も始まった。(久保田るり子)

「金正恩同志をお迎えすることを望んでいる」

 今夏、ロシア・アムール州のブレヤ駅に故金正日氏の額が掲げられた。同駅は2011年8月、同氏の最後の外遊となったロシア訪問で降り立った駅で、訪問3周年の式典が行われた。式典ではブレヤ駅の駅長が「われわれは金正恩同時もブレヤ駅に必ずやお迎えすることを望んでいる」と述べたことを北朝鮮の朝鮮中央放送が報じたが、これを機ににわかに「金正恩氏の訪露説」が浮上した。

 朝鮮労働党宣伝扇動部の検閲を受けているプロパガンダ(政治宣伝)機関の北朝鮮メディアが、何の意図も根拠もなく「ロシアの駅長の発言」をニュースとして報じることはあり得ないからだ。

 両国は今年初めから急接近が目立つ。2月に開催されたソチ五輪には金永南・最高人民会議常任委員長が出席し、プーチン大統領と会談した。3月はガルシカ極東発展相らが訪朝、貿易拡大策について協議した。4月はトルトネフ副首相が訪朝している。副首相の訪朝は1991年のソ連崩壊後初めてだった。また、今秋になって外相会談や経済協定合意など慌ただしい動きがみえる。

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