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【シリア情勢】反体制派 内紛深刻 国際会議不参加の危機

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【シリア情勢】
反体制派 内紛深刻 国際会議不参加の危機

 【カイロ=大内清】シリア反体制派の内紛が激しさを増し、シリア問題解決に向けてスイス・ジュネーブで11月にも開催が検討されている国際会議「ジュネーブ2」への参加が危ぶまれている。今月だけで約80の反体制派戦闘部隊が、統一組織「シリア国民連合」を代表として認めないと表明。国民連合は近く、ジュネーブ2参加の可否を決めるとしているが、内部分裂を抱えたまま方向性を見いだせていないのが実情で、国際社会との関係も難しさを増している。

 「(国民連合の)政治指導者は失敗した」。シリア南部でアサド政権側と戦う反体制派の約70部隊は16日、共同声明を出し、国民連合を強く非難した。

 今月初めには北部の主要な13部隊が同様の声明を出し国民連合の傘下から離脱。国民連合の主要組織「シリア国民評議会」も13日、ジュネーブ2に参加するなら国民連合を脱退すると表明し、国民連合の求心力は急速に衰えつつある。

 こうした動きの背景には、国民連合の意思決定に戦闘部隊の立場が十分に反映されていない、との不満がある。

 国際社会では今年初め以降、内戦の混乱を最小限に抑えるため、アサド政権側との交渉を通じた「政治解決」を模索する動きが強まった。今年5月に米国とロシアが開催で合意したジュネーブ2もその一環だ。

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