元有名サッカー選手、ジョージ・ウェア氏がリベリア大統領へ 決選投票で勝利確実 70年以上ぶりの民主的政権交代

 
リベリアの首都モンロビアで、所属政党の本部に到着したウェア氏(中央)=27日(ロイター=共同)

 西アフリカ・リベリアの大統領選決選投票で、選挙管理委員会は28日、開票率98・1%での得票率を発表し、61・5%を得たサッカーの元国際的スター選手で野党候補のジョージ・ウェア氏(51)の勝利が確実となった。与党候補のジョセフ・ボアカイ副大統領(73)は38・5%だった。

 リベリアは最貧国の一つで、昨年6月まで2年以上流行したエボラ出血熱で医療体制が崩壊。ウェア氏は貧困解消などを訴え、若者を中心に支持された。

 大統領選は、ノーベル平和賞受賞者エレン・サーリーフ大統領(79)の任期満了に伴い実施。内戦など政情不安が続いたリベリアで、民主的な政権交代は70年以上ぶりとなる。

 ウェア氏は1990年代にサッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)のACミランなどで活躍し、驚異的な身体能力から数々の名プレーを生み出し「リベリアの怪人」と称された。前々回の2005年大統領選にも出馬したが敗北、サーリーフ氏がアフリカ初の民選女性大統領として当選した。(共同)