ロシア極東に杉原千畝氏のプレート ユダヤ自治州、功績たたえ

 
ロシア極東ユダヤ自治州ビロビジャンのシベリア鉄道駅で、お披露目された故杉原千畝氏の功績をたたえるプレート=8日(共同)

 第二次大戦中にナチス・ドイツに迫害された多くのユダヤ人を救った外交官、故杉原千畝氏の功績をたたえ、ロシア極東にあるユダヤ自治州の州都ビロビジャンで8日、記念プレートを設置する式典が開かれた。

 会場のシベリア鉄道の駅は、戦時中にユダヤ人が欧州からロシアを経由して日本に逃れる際、途中下車した地とされる。この日、ロシア語、日本語、英語、東欧ユダヤ人の母語のイディッシュ語の四つの言葉で書かれたプレートがお披露目された。

 コロステリョフ市長は「杉原氏のおかげで、多くのユダヤ人の命が救われた歴史を私たちは語り継いでいく」と誓った。

 同自治州は旧ソ連のスターリン時代、ロシア極東に「ユダヤ人の楽園」として人工的に設けられた。数百万のユダヤ人を欧州部に抱えたソ連が移住を促進した。ソ連崩壊後、大半がイスラエルなどに去ったが、現在も約1500人が住む。(共同)