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スパゲッティを完璧に「2つに折る」方法、MITの研究者が発見

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スパゲッティを完璧に「2つに折る」方法、MITの研究者が発見

 両手でスパゲッティを持って2つに折ろうとすると、どうしても3つ以上の破片になってしまう--。科学者たちにとっての長年の課題を、マサチューセッツ工科大学(MIT)の学生たちが解決した。ちょっとした“ひねり”を加えるだけで、スパゲッティはきれいに2つに折れるというのだ。真っ二つにしたいかどうかは別問題だが、まずはその秘密を明らかにしていこう。

PHOTO: TOM SMITH/EYEEM/GETTY IMAGES PHOTO: TOM SMITH/EYEEM/GETTY IMAGES

パスタ至上主義者たちは、スパゲティをゆでるときに半分に折るなど言語道断だと主張する。そして、昔からのやり方に逆らって半分にしようとすると、たいていはうまくいかずに細かく砕けてしまう。

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームがこの悩ましい問題に取り組み、スパゲティをきれいに2つに折る方法を編み出した。折るときに少しねじりを加えるとうまくいくそうだ。『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に発表された論文に詳細が載っている。

科学者たちにとって長年の“懸案”

科学者たちが、いわゆる「スパゲティ問題」を論じるのは、これが初めてではない。1965年にノーベル物理学賞を受賞したリチャード・P・ファインマンもこの謎には悩まされていたようで、台所で一晩かけてスパゲティを折り続けたことがあるという。

ファインマンは、おかしなところは理論的には何もないはずだと考えた。スパゲティの束に力を加えると、それぞれの麺が大きく湾曲して、限界に達したときに2つに折れる。外部からの力学的エネルギーが放出されて湾曲が元に戻れば、麺が3つ以上に割れる理由は見つからない。しかし現実には、何回やっても3つかそれ以上の破片ができてしまう。

スパゲティ問題に理論的な説明を与えたのは、2006年に発表されたフランスの物理学者2人による論文だった。バジル・オードリーとセバスチャン・ノイキルヒは、麺が2つに割れたあとにたわみが戻って真っすぐになる過程で、波のような動きが起こることを発見した。

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