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最大のネックはバッテリー、Uberが目指す「空飛ぶタクシー」の課題

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最大のネックはバッテリー、Uberが目指す「空飛ぶタクシー」の課題

さらに充電の問題もある。開発中のeVTOLの充電時間は25分から数時間となっている。個人で利用するにはそれでいいだろうが、Uberの描く空飛ぶタクシーの理想像では経済的とはいえない。さらに充電施設のネットワークをつくる必要がある。都市のビルの屋上に設けた専用の発着場に充電設備を置くのはもちろんのこと、既存の飛行場に数十機を充電できる設備を置かなければならない。

こうした難題を抱えていることから、Uberのミコロジャックは世界中のバッテリー専門家に助けを求めた。現状の解決策では同社の目標は達成できないことを、彼女はわかっている。スナイデッカーは次のように言う。

「重量1kg当たりのエネルギー密度(Wh/kg)がポイントです。現在のリチウムイオン電池で最良のものはパナソニック製で、その数値は約240Wh/kgです」

Uberは300~400Wh/kgで、5分で充電できるバッテリーを求めている。それだけの性能をもつバッテリーなら、100kmの距離を飛行でき、Uberの飛行部隊が実現可能になるのだ。

問題を解決する科学的なアプローチ

化学的な解決策のひとつは、リチウムイオンの中身を液状のポリマーではなく、全固体に変えることだ。全固体電池ならエネルギー密度をもっと上げられるし、充電も早くできるし、さらに液状よりも安全といえる。

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