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最大のネックはバッテリー、Uberが目指す「空飛ぶタクシー」の課題

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最大のネックはバッテリー、Uberが目指す「空飛ぶタクシー」の課題

だが、この実現には問題がひとつある。Uberでエネルギー貯蔵システムのエンジニアリング責任者を務めるセリーナ・ミコロジャックは、18年3月の国際バッテリーカンファレンスで次のように発言した。

「これを実現するために、わたしたちが必要とするバッテリーは……まだ存在しません」

重さと飛行時間が問題

ほかの電気製品と同じく、電気自動車(EV)にはもっぱらリチウムイオンバッテリーが使われている。ところがそのバッテリーは重すぎて、空飛ぶタクシーには使えないのだ。

例えば、テスラのEV「モデルS」に搭載されている100kw出力のリチウムイオンバッテリーは、540kgもの重さがある。一方、ガソリンエンジンの2人乗り飛行機は、全体でそれより100kg重いだけだ。自動車にスペースをもたらすリチウムイオンバッテリーは、空では余計な重さをもたらしてしまう。

そのバッテリーの性能は向上し続けているものの、エネルギー密度の点では限界に近づいていると、多くの専門家はみている。これが理由のひとつで、エアバスは最近、電動飛行機「E-Fan」を電気100パーセントからハイブリッドに変えたのだ。

「現在のバッテリー技術では、われわれが求める出力を実現するには重くなってしまいます。われわれが必要とするエネルギー密度にまったく達していません」と説明するのは、ジェフ・ベネットである。彼はパーソナルヘリコプター「Surefly」を開発しているWorkhorseで、航空宇宙プロジェクトマネージャーを務める人物だ。

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