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実現するか? 英国の次世代戦闘機 自国開発にこだわるも…ハイテク技術と高騰する開発費が課題に

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実現するか? 英国の次世代戦闘機 自国開発にこだわるも…ハイテク技術と高騰する開発費が課題に

小さなミスがひとつでもあれば、それが致命傷になる可能性もある。現行モデルのF-35の戦闘システムやセンサー周りを注意深く研究することも重要になるだろう。

一方で、空軍はF-35の耐空性能を超えることを目指している。F-35は戦闘機としては加速が弱く、機体重量も重い。テンペストはロールスロイス製の適応制御型サイクルエンジン(ACE)を搭載する予定だ。適応制御は比較的新しい技術で、エンジンをスピードと飛行距離の両方に最適化することが可能になる。

具体的に鍵となるのは、エンジン内部に取り込む空気の量だ。民間航空機向けのジェットエンジンでは、大型のブレードが大量の空気を内部に送り込む仕組みになっている。商用エンジンは戦闘機のエンジンと比べて大きいが、騒音は低くなるよう設計されている。次世代のジェットエンジンは、商用エンジンと戦闘機のエンジンの両方の長所を組み合わせたもので、飛行中にエンジンへの空気の流入量を調節できる。

ハイテク技術と高騰する開発費が課題に

問題となってくるのが開発費だ。F-22とF-35は予算超過と開発スケジュールの遅れで有名だが、英空軍はこの被害を被っている。すでに向こう10年でF-35シリーズ135機を購入する契約を結んでしまっており、これにかかる費用は実に120億ドル(約1兆3,270億円)に上る。アブラフィアは、「F-35の購入費はテンペストの開発予算に大きな影響を及ぼすはずです」と言う。

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