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実現するか? 英国の次世代戦闘機 自国開発にこだわるも…ハイテク技術と高騰する開発費が課題に

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実現するか? 英国の次世代戦闘機 自国開発にこだわるも…ハイテク技術と高騰する開発費が課題に

英国が自国での開発にこだわる理由

発表会で会見したギャビン・ウィリアムソン国防相は、「世界は新たな戦争の時代に突入しつつあり、英国は今後を見据えていく必要があります。きょうここで公開したのは、あすという未来の片鱗なのです」と語った。次期戦闘機の開発には2025年までに260億ドル(約2兆8,750億円)を投じる方針で、実戦配備を予定する2035年までの投資計画はその後に策定する。

業界専門家は、英国が自国での開発にこだわるのは当然との見方を示している。EUからの離脱により、エアバスなどこれまで協力してきたメーカーと疎遠になることが予想されるからだ。

また、米国も内向きな姿勢を見せるようになっている。航空・防衛分野のコンサルティング会社Teal Groupでアナリストを務めるリチャード・アブラフィアは、テンペストについて「技術的および航空学的というより、政治的な意味合いが強くなっています」と説明する。

英国で7月に開かれたファーンボロー国際航空ショーで公開された次期戦闘機「テンペスト」のイメージモデル。PHOTO: MARY TURNER/BLOOMBERG/GETTY IMAGES 英国で7月に開かれたファーンボロー国際航空ショーで公開された次期戦闘機「テンペスト」のイメージモデル。PHOTO: MARY TURNER/BLOOMBERG/GETTY IMAGES

テンペストの開発チームはこのために苦労することになるだろう。他国が進める開発と比べて特殊技術で劣らないようにすると同時に、いわば落とし穴も避ける必要があるからだ。

まず大きな課題となるのが、ステルス性能だ。この分野では間違いなく米国がリードしている。ステルス技術は非常に複雑で、素材の選択からデザイン、製造工程まで注意深く完璧に計画しなければならない。

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