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重量100億トン超! 巨大氷山が崩れ落ちる瞬間をカメラがとらえた(動画あり)

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重量100億トン超! 巨大氷山が崩れ落ちる瞬間をカメラがとらえた(動画あり)

だから、このタイムラプス動画に映っている生まれたての氷山が、実際は幅4マイル(約6.4km)、高さ1.5マイル(約2.4km)、奥行き1マイル(1.6km)以上もあるとは、ただ見ている者にはわからないだろう。この巨大な氷山は、グリーンランドの氷河「ヘルハイム・グレイシャー」から分離したもの。大きさはローワー・マンハッタンほどで、重さは100億から140億トンの間だ。

この氷河がヘルハイムから分離して海に崩れ落ちたのは、2018年6月22日(現地時間)のこと。この年にグリーンランドから海に崩れ落ちると見込まれている氷全量のうち、約3パーセントが30分で崩壊したことになる。

グリーンランドにおける氷河崩壊のほとんどが、このように大規模かつ短時間で起きている。だからこそ、この動画はホランドにとって貴重なのだ。彼のチームは、分離した氷河が世界中の壊滅的な海面上昇に影響する仕組みについて研究している。

「急激な海面変動は、一方向的にしか起こらないでしょう。それは、南極大陸西部のどこかで大規模な氷山分離が起こり、激しく不安定になるというかたちで現れます。こうした氷山分離が起こらなければ、急激で大規模な海面変動は起こりません」とホランドは述べる。

南極大陸が崩壊していくかどうかを分析したり、その仕組みをモデル化したりするには、氷山が崩壊する速度と過程を理解する必要がある。ヘルハイムも含むグリーンランドの氷山は、素晴らしい自然の実験室の役割を果たしている。

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