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木星の衛星エウロパには生命が存在? NASAの探査計画が進行中

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木星の衛星エウロパには生命が存在? NASAの探査計画が進行中

本当に興味深いものは「氷の下に存在する」

ここで登場するのが、チャールズ・ヒビッツだ。彼はメリーランド州ローレルにあるジョンズ・ホプキンズ大学応用物理学研究所(APL)の研究者である。彼は20年に打ち上げ予定のミッション「エウロパ・クリッパー」のチームリーダーでもある。NASAとAPLはこの探査機がエウロパを44回周回し、氷表面までわずか15マイル(約24km)という位置まで急降下するように設計している。

ヒビッツは「Mapping Imaging Spectrometer for Europa」(MISE:エウロパ用マッピング画像分光計)という計器を設計・製作している。これを使用すればプルームを直接検出して、何らかの生命体が含まれているかどうかを判別できると考えられている。

MISEは光の特徴を使用してエウロパの表面を詳しく調べ、有機物、塩分、酸水和物、水氷相など、生命体を維持するエウロパの潜在能力について、ヒントを与えてくれる物質の分布を地図にする予定だ。

エウロパは氷の殻で覆われている。そして海は、この殻に守られている状態だ。地表下に何が生息しているかを理解する鍵は、探査機を着陸させて穴を開けなくても、プルームから得られる可能性がある。

ヒビッツは『WIRED』US版とのインタヴューで「本当に興味深いものは、氷の下に存在しているでしょう。氷の中には、休眠状態の生物がいるかもしれません」と語った。

「しかし生命体は、可動性と活動的な化学作用が必要です。また、われわれの知っている限りでは、活動的な水が必要です。こうしたものすべてが、エウロパの地表下に存在するのです」

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