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再生可能エネルギーだけで世界一周を目指す双胴船 その航海を支える技術の舞台裏

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再生可能エネルギーだけで世界一周を目指す双胴船 その航海を支える技術の舞台裏

白い双胴船の水平面のほぼすべてはソーラーパネルで覆われている。総面積は1,400平方フィート(約130平方メートル)だ。PHOTOGRAPH COURTESY OF TOYOTA MOTOR EUROPE 白い双胴船の水平面のほぼすべてはソーラーパネルで覆われている。総面積は1,400平方フィート(約130平方メートル)だ。PHOTOGRAPH COURTESY OF TOYOTA MOTOR EUROPE

船の両側に突き出したデッキなど一部には両面パネルが使われ、空からの直射日光だけでなく、下にある海面から反射した光も利用して発電する。後部両側には、泡立て器のような形をした縦型の風力タービンがあり、追加で発電が行われる。

独創的な「エネルギーの貯蔵方法」

推進力は2台の電気モーターで、再生可能エネルギーによる電力だけで動く。独創的なのは、エネルギーの貯蔵方法である。エナジー・オブザーヴァーが使うバッテリーの容量は、テスラのハイエンドモデルと同等の106kWhにすぎない。太陽光が照り付けているときや、風が吹いているときに発電された電力の余剰分は、水素ガスとして蓄えられる。

具体的には、電解槽で水を水素と酸素に分解する。酸素は大気中に放出し、水素(H2)は、アルミニウムと炭素繊維でできた8個のタンクに蓄える。このタンクには、最大で137ポンド(約62kg)の圧縮水素を保管できる。

エネルギーが必要になったときは、水素が燃料電池に送り込まれ、空気中の酸素と再結合して電気をつくる。この過程で副産物として水ができる。これは、「ホンダ「FCXクラリティ」[日本語版記事]」や「トヨタ自動車の「MIRAI(ミライ)」[日本語版記事]のような燃料電池車と同じ仕組みだ。

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