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「ロケットより安全で快適」ボーイングが考える“マッハ5”の空の旅

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「ロケットより安全で快適」ボーイングが考える“マッハ5”の空の旅

離陸から最高速度に達するまでの衝撃は12分続くが(通常の旅客便なら数秒だ)、上空9万フィートを超える空の旅は素晴らしいものになるだろう。眼下にはわずかに湾曲する地平線を望み、窓の外には暗い星空が広がる。ボウカットは「体も少し軽く感じるはずです。高度がそこまで高くなると、重力の関係で地上より体重が数ポンドは軽くなります」と付け加える。

ただ、実現はかなり先になる。プロトタイプは5年から10年先にはつくれるかもしれないが、自動運転システムを含め技術的な仕様がすべて可能になるまでには、20年か30年は待たなければならないという。民間機として商用運航されるには、それ以外にもコストや安全面、効率などさまざまな解決すべき課題がある。

それでもボーイングのコンセプトモデルは、これまでに計画されたスーパーソニックジェット機とは異なり、超音速の旅の未来を切り開くものだ。既存の超音速機のコンセプトモデルは最速でも飛行速度は高度5万フィート(1万5,200m)でマッハ2.2(時速2,333km)、大半はマッハ1~1.2を想定している。

しかし、一般の旅客機の平均速度は高度3万5,000フィート(約1万700m)前後で時速575マイル(925km)と、すでにこの高度での音速である時速660マイル(1,062km)にかなり近い(音の速さは空気圧や気温の影響を受けるため、高度が高くなるにつれ音速は遅くなる)。

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