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「ロケットより安全で快適」ボーイングが考える“マッハ5”の空の旅

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「ロケットより安全で快適」ボーイングが考える“マッハ5”の空の旅

 ボーイングが、なんと音速の5倍を超える速度で飛べる旅客機のコンセプトを発表した。たったの3時間程度で太平洋横断が可能になるという空の旅は、いったいどんなものになるのか。実は技術的にはマッハ6以上も実現できるというが、あえて速度を抑えた理由とは--。夢の旅客機をめぐる数々の疑問にお答えしよう。

ボーイングの超高速旅客機は高度9万5,000フィート(2万9,000m)をマッハ5(時速6,120km)で飛行する。最高速度に達するまでの衝撃は12分間も続く。PHOTOGRAPH COURTESY OF BOEING ボーイングの超高速旅客機は高度9万5,000フィート(2万9,000m)をマッハ5(時速6,120km)で飛行する。最高速度に達するまでの衝撃は12分間も続く。PHOTOGRAPH COURTESY OF BOEING

航空マニアたちは、かねて超高速旅客機の誕生を熱望してきた。大陸間を移動するために、ワイドボディの大型機にすし詰めにされて18時間も我慢するのにはうんざりというわけだ。

ボーイングが開発を計画している新型の航空機が実現すれば、その願いがかなうかもしれない。同社はジョージア州アトランタで開かれたアメリカ航空宇宙学会(AIAA)の年次総会で、音速の5倍を超える速度で飛ぶことのできる旅客機のコンセプトを発表した。

マッハ5(時速6,170km)以上のスピードを「極超音速(ハイパーソニック)」と呼ぶが、ボーイングは1月にも無人の極超音速偵察機「Son of Blackbird」を明らかにしている。今回の旅客機は軍用機として使うことも可能で、技術も見た目もこのSon of Blackbirdに酷似している。ただ、両モデルともまだ設計案の段階で、あくまでもコンセプトモデルという扱いだ。

流線型の機体には三角翼と2枚の尾翼があり、機種は鋭くとがっている。最高速度がマッハ5なら、2時間もあれば大西洋が横断できる。太平洋横断でも3時間程度だ。

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