産経ニュース

活発化する中国の対米ハッキング、政府機密を狙う「もうひとつの経済戦争」の行方

WIRED WIRED

記事詳細

更新


活発化する中国の対米ハッキング、政府機密を狙う「もうひとつの経済戦争」の行方

中国のハッキング戦略にも合致

こうした民間企業への攻撃は、中国が米国との軍事技術力の差を縮めることに力を注いでいるという事実を反映したものだ。1~2月にかけて実施されたとされるサイバー攻撃では、機密扱いには分類されていないネットワークが狙われた。しかし、盗まれた情報は重要なもので、全体を組み合わせれば最先端の水中兵器開発の青写真を描いたり、関連するデジタルシステムや機械システムの詳細を知ることもできる。

また、攻撃は中国のハッキング戦略にも合致する。国家情報長官のダン・コーツは2月に公表した報告書で、以下のように述べている。

「中国は今後も国家安全保障のためのサイバーインテリジェンスとサイバー攻撃の強化を進めていくと考えられる。アメリカの情報機関と民間のセキュリティー専門家が協力して、中国からと見られる攻撃の割り出しを進めている。これまでに明らかになっているハッキング活動の多くは、軍と契約のある防衛企業やIT・通信企業を標的にしたものとなっている」

一方、シマンテックは6月19日、2017年11月から18年4月にかけて「Thrip」と呼ばれるハッカー集団が仕掛けたと見られる攻撃を検出したと発表した。シマンテックは13年からThripを監視しており、中国政府系ハッカーと断定したわけではないが、攻撃は中国国内のコンピューターから行われた可能性が「非常に高い」と結論づけている。

続きを読む

このニュースの写真

  • 活発化する中国の対米ハッキング、政府機密を狙う「もうひとつの経済戦争」の行方