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「太陽の謎」を解明できるか?  打ち上げが迫ったNASAの宇宙探査機の秘密

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「太陽の謎」を解明できるか?  打ち上げが迫ったNASAの宇宙探査機の秘密

 米航空宇宙局(NASA)の宇宙探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が、7月末に打ち上げられる。特殊な断熱シールドを使った同機は太陽への最接近を目指し、周囲にあるコロナや太陽フレア、宇宙天気といった数々の「謎」を解き明かす手がかりをつかむことがミッションだ。前代未聞の「太陽探索」を目指す探査機の「秘密」と、ミッションの全体図を紹介する。

PHOTOGRAPH BY ED WHITMAN/NASA/JOHNS HOPKINS APL

ワシントンD.C.近郊にあるアンドルーズ空軍基地から、15億ドル(約1,659億円)相当の貨物を積んだ「C-17」輸送機が4月1日午前4時ごろ(現地時間)に飛び立ち、フロリダ州ケープ・カナヴェラルに向かった。貨物の中身は、太陽とのランデヴーに向かう宇宙探査機で、詰め物とともに慎重に包装されていた。

ジョンズ・ホプキンズ大学応用物理学研究所(APL)が設計して組み立てを行い、米航空宇宙局(NASA)が運用する宇宙探査機の「パーカー・ソーラー・プローブ」は7月31日、「デルタIVヘヴィー」ロケットで打ち上げられる予定だ。

パーカー・ソーラー・プローブは、太陽に向かう途中で金星の引力を利用したスリングショットを行い、最高時速は45万マイル(約72万4,000km)に達する見込みだ。この速度なら、太陽の表面から400万マイル(約640万km)上空にあるかすみがかった大気、すなわちコロナを通過できる。宇宙探査機は、これまでにない距離で最も太陽に接近するのだ。

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