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ハワイ島の火山活動が活発化 それでも人々は“脅威”と暮らし続ける

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ハワイ島の火山活動が活発化 それでも人々は“脅威”と暮らし続ける

火山の危険度は地震より小さい

カスケード山脈やアンデス山脈などにある仰々しい形の成層火山とは異なり、ハワイ島の火山は「楯状火山」だ。二酸化ケイ素をあまり含まない、粘度の低い溶岩によって形成された、傾斜のなだらかな火山である。

ほかの自然災害と比べれば、一般的に火山そのものはそこまで命を危険にさらすものではない。1900年以来、火山災害による死者は28万人にすぎない。一方、同じ期間内の地震による死者は200万人以上に達する。

流れてくる溶岩は表面の形態別に3種類ある。非常に高い粘性をもつ溶岩。塊を含み、移動の速いアア溶岩。そして表面が滑らかなパホイホイ溶岩だ。

そして通常、溶岩の流れは比較的遅い。おかげで、人を殺すより、その資産を破壊するほうが多い。だからこそ、人々はリスクを理解しつつも、火山の山腹に住み続けるのだ。

ただし、ハワイの火山は毒性のある腐食性のガスを排出する。二酸化硫黄は大気にふれて硫酸になり、命にかかわる危険性をもつ「ヴォッグ」のもととなる。ヴォッグは「火山(volcano)」と「スモッグ(smog)」を合わせた造語だ。

キラウエア火山の現状を、このページで見ることができる。溶岩は火山の「イーストリフトゾーン」と呼ばれる複数の亀裂から流れ出している。ここには住宅分譲地のレイラニ・エステーツがある。住民1,700人以上が避難を余儀なくされ、住宅数十軒が倒壊した。

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