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グーグル共同創業者のセルゲイ・ブリンが考える、人工知能の「ダークサイド」

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グーグル共同創業者のセルゲイ・ブリンが考える、人工知能の「ダークサイド」

ブリンはまず、AIツールは雇用だけでなく労働というものの本質を変化させ、また人々を操作するために使われる恐れもあると指摘する。この部分からは、Facebookで行われた大統領選への介入といった問題を連想する人も多いだろう。ブリンは、安全性を巡る懸念は「SFのような漠然とした感覚的な恐怖から、自律走行車の性能といったより具体的な問題まで幅広い」と続ける。

この分野で利益を出すために猛スピードで開発を進める一方で、こうした問題にも取り組むのは、グーグルにもテック産業全体にとっても荷が重すぎるのではないだろうか。グーグルのスタッフでさえ、自分たちが正しい道を歩んでいるのか確信をもてないでいる。4月初めには、自社のAIシステムがドローン兵器の画像解析に使われるのではないかという懸念から、国防総省との契約に反対する社内運動が起き、従業員3,100人が意見書に署名した。

ブリンはこれに触れることは避け、AIのリスクに関する議論を柔らかにまとめる。「手紙」はアルファベットがAIの業界団体「Partnership on AI」のメンバーであることを指摘する。また不正を働かない機械学習ソフトウェアや、人間が理解しやすいAIシステムといったテーマでの自社の研究活動に言及したうえで、以下のように締めくくられている。

「機械学習技術は急速に進化していくでしょう。そして、アルファベットが技術面でも倫理面でも、この分野の牽引者としての地位を守っていくことを期待しています」

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