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元グーグル中国事業トップ、「中国のAI」分野の人材育成プログラム立ち上げ

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元グーグル中国事業トップ、「中国のAI」分野の人材育成プログラム立ち上げ

 アップルやマイクロソフトの元幹部で、グーグルの中国事業トップだった人物が、中国で人工知能(AI)分野の人材を育成するプログラムを立ち上げた。教授陣にはチューリング賞を受賞した研究者やAI研究の第一人者であるジェフリー・ヒントンらが名を連ね、中国政府も支援に乗り出した。米政府が中国への技術移転を警戒するなか、民間の人材交流はAIの商業化を後押しするのか、軍拡競争をあおるだけなのか。

PHOTO: GIULIA MARCHI/BLOOMBERG/GETTY IMAGES

 シノヴェイション・ヴェンチャーズ(創新工場)の創業者、カイフー・リー(李開復)。人工知能(AI)にまつわる米中間の緊張について、「武器を巡る競争ではない。AIはもっと可能性を秘めた存在だ」と話す。

 中国政府が「2030年までに人工知能(AI)分野で米国を抜き、世界首位に立つ」と宣言した[日本語版記事]のは、2017年夏のことだった。だが、懐疑論者たちは大きな問題を指摘した。

 中国は世界最多のオンライン人口をもち、大量のデータを生んでいる。プライヴァシーにまつわる規則も緩く、17年の大学新卒人口は800万人というアドヴァンテージもある。それでも、この国には米国を抜くのに十分なAIのスキルをもつ人材がいないのだ。

 グーグルの元中国事業トップであるカイフー・リー(李開復)は18年4月、中国の人材不足を解決するために新プロジェクトを立ち上げた。協力者には、北米で一流とされるコンピューターサイエンティストや中国政府が名を連ねる。AI分野の発展においては米中間の競争ばかりが注目されるが、実際には互いが絡み合って進化に貢献していることを示していると言える。

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