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YouTubeの「不適切動画」を仕分けする人工知能は、薄給のワーカーたちが支えている

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YouTubeの「不適切動画」を仕分けする人工知能は、薄給のワーカーたちが支えている

まだまだ人間の力は必要

昨年12月、ユーチューブは2018年にモデレーターの数を1万人に増員すると約束した。メカニカル・タークのワーカーは、その数には入っていない。彼らは完全にコンテンツモデレーションを行っているわけではなく、AIが将来的にモデレーションのプロセスを援助できるためのトレーニングをしているのだ。

「もし彼らが、メカニカル・タークを使って機械学習のアルゴリズムをトレーニングしているだけだとしても、そのいくつかのトレーニングは、アルゴリズムがそこまで人間の手を借りることなくモデレーションできるようになるためのものだと思っています」と、ラプランテは語る。「メカニカル・タークでリアルタイムにモデレーションを行っているわけではありませんが、コンテンツモデレーションを自動化するシステムをトレーニングしているという意味では、彼らに貢献していると言えるでしょう」

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院の教育・情報学部でコンテンツモデレーションを研究するサラ・T・ロバーツは、アルゴリズムのトレーニングのような「二次的・三次的な活動」を完了するためにメカニカル・タークのようなサイトを利用するのは、YouTubeのようなプラットフォームにとって普通のことになったと語る。「それはもっと問題になってきています。マイクロワークのサイトで長年の経験を積んだ人々は、そうしたのを見分けられる洗練された目をもっていますから」

YouTubeは、ラプランテやほかのメカニカル・タークのワーカーがトレーニングしてくれたAIツールを、切実に必要としている。このプラットフォームは過去何カ月かに繰り返し失態を犯しているのだ。

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