産経ニュース

NASAの新しい実験機、再び「超音速」で旅する道を切り開く

WIRED WIRED

記事詳細

更新


NASAの新しい実験機、再び「超音速」で旅する道を切り開く

コンコルドの“伝説”を再び

Xプレーンプログラムを運営するNASAは先日、この自慢のラインナップに最新のメンバーが加わることを明らかにした。ロッキード・マーティンとの間で、超音速航空機の製作に関する2億4,750万ドルの契約を結んだのだ。

いまや、音よりも速く飛ぶことはさほど難しくはない。難しいのは、どうすれば、鼓膜を破りそうなソニックブーム(衝撃波が生む大音響)を起こさずに超音速で飛べるかだ。この問題は、民間向け超音速飛行の復活を妨げる大きなハードルのひとつになっている。

最終的な目標は、1976年に就航した超音速旅客機コンコルドの後継に道を開くことだ。コンコルドには、飛行ルート下の地上に轟音を響かせる欠点があった。このため米国とヨーロッパでは、当局が人の住む地域の上空を超音速で飛ぶことを禁止した。

このため、航路は事実上ごく少数の大西洋横断便のみに限定され、なかなか採算が取れなかった。結果としてコンコルドは、2003年限りで営業飛行を終えることになった。

より静粛性の高い航空機ができれば、そうした制限は緩和される可能性があると、誰でも考えることだろう。そうすれば、洋上の航路ばかりでなく、たとえばニューヨークからLAやサンフランシスコへ裕福な経営幹部たちを運ぶような、採算の取りやすい便にも使える可能性が出てくる。

NASAの航空工学研究部門を率いるジェイウォン・シンは、「このXプレーンは、エキサイティングな未来に近づくための重要な一歩です」と語る。「将来、安価で静かな超音速飛行を楽しむ人々は、2018年4月3日にすべてが始まったと語ることでしょう」

続きを読む

このニュースの写真

  • NASAの新しい実験機、再び「超音速」で旅する道を切り開く